まず、イライラを感じた時に思い出して欲しいことがあります。
あなたがイライラを感じている出来事を何とも思わない人も存在するということです。
例えば、僕が今カフェでPCを開き、まさにこの文章を書いている時、近くに大声で話す学生たちがいて、イライラしているとします。
僕の隣の席で、同じようにPCで記事を作業をしている人はモクモクと集中していて、騒ぐ学生たちのことを何とも思っていない。
はたまた学生たちの隣の席で本を読んでいる女性も、学生たちが大声で話しても全く気にしていない。
この場合、同じ状況下に置かれても、僕がイライラしていることに、2人とも何とも思っていない。
つまり、僕が感じているイライラは幻想なんです。
仮に、この学生たちが金属の棒を持っていて、僕や隣の男性、読書をしている女性をその棒で殴りでもしたら、3人とも怪我をしたり、痛みを感じたりすることでしょう。
その場合、金属棒で殴られた痛みや害は、みんな感じるものですから、真実でしょう。
でも、イライラ・怒り感情は、僕だけが感じていて、何も感じない人もいる。
これは真実ではなく、僕が勝手にこしらえた感情なわけです。
だって、同じことを何とも感じない人がいるのだから。
イライラから抜け出せる視点
と気づくことは、イライラから抜け出すためにかなり使えます。
ちなみにこれはイライラ・怒り感情以外にも使えます。
例えば、あなたが何かミスをして落ち込んだとします。
でも、あなたと全く同じミスをしても
同じミスをしても・・・
『よし! これでまた1つ貴重な教訓を学んだ』
『もう同じミスはしないな』
とフラストレーションを感じない人もこの世界のどこかには必ずいます。
ですから、あなたが感じている「落ち込む」という感情は真実ではなく、落ち込まないという選択もできるはずなのです。
このようにネガティブな感情を感じた時に、
『同じ状況でもこの感情を持たない人はいる』
と自分に言い聞かせると、よりフラットに物事を捉えられるようになります。
イライラ脱出計画
日頃イライラする状況を見つめるようになると、自分なりのイライラパターン(?笑)が見えてきます。
あなたにも僕にも、どんな時にイライラするのかパターンがあるのです。
「視覚」「聴覚」「嗅覚」など5感のどれに敏感かを考えるとパターンが見えてきたりします。
例えば、僕で言うと「聴覚タイプ」です。
やたら物音を立てる人や騒ぐ人がいるとイライラを感じるというパターンを分かっています。
その場合、なるべくその場から立ち去ることにしています。
また僕の場合の別のパターンで言うと、自分の後ろに人が歩いていると落ち着かないというか、不快感を覚えます。
その場合、あえてすっと立ち止まって、後ろに歩いている人に自分を追い越させるようにしています。
このように、自分のイライラパターンを知って、あらかじめその対応策を決めておくと、
次に同じことがあっても、イライラすることなく、気分良く生きる選択をすることができます。
いかがだったでしょうか?
イライラしている間にも、確実に命は使っています。
せっかく人生を生きるなら、気分良く笑って毎日を過ごしたいものです。
イライラ以外にもネガティブな感情との付き合い方が、幸せな人生を生きるための鍵だと思います。
今後もネガティブな感情との上手な付き合い方をシェアしていきますね。
今回もお読みいただきありがとうございます!